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ジャンボにんにくはまずい?苦味やえぐ味の原因と美味しく食べる方法について

日常の雑記
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ジャンボにんにくとは?普通のにんにくとの違い

ジャンボにんにくは、見た目こそ普通のにんにくを大きくしたように見えますが、実際のところにんにくとは近縁ながら別種にあたります。

海外では「エレファントガーリック」や「ジャンボガーリック」と呼ばれ、味や香りの特徴も大きく異なります。

最大の違いはその風味の弱さで、普通のにんにくに多く含まれるアリインが少ないため、加熱しても強烈なにんにく臭が出にくく、穏やかで上品な香りとされます。

また、粒が非常に大きいぶん水分量が多く、食感はホクホクよりもやわらかくしっとりとした印象があります。

辛味や刺激も控えめで、にんにくのパンチを期待して使うと「物足りない」「味がぼやける」と感じやすいです。

その一方で、においが残りにくいため、スープやローストなど素材を引き立てる料理に向いており、普通のにんにくとは風味も用途も別物として扱います。

実際に食べた人の口コミ・評価

ジャンボにんにくを実際に食べた人の声には

「思ったよりあっさりした味」

「にんにくらしさは控えめだけど大きいので食べ応えがある」

「丸ごとローストすると甘みが出て美味しい」

という評価が多いです。

一方で、

「香りが弱くて物足りない」

「加熱で苦味を感じた」

「普通のにんにくより味が薄い」

といったネガティブな意見も一定数あります。

スーパーに並ぶことはほとんどなく、まだまだ馴染みの薄い食材のため、正解の味がわからない人も多いでしょう。

用途や調理法によって評価が大きく分かれる食材です。

ジャンボにんにくがまずいと感じる理由は?

ジャンボニンニクを「まずい」と感じる人もいます。その原因は味そのものだけでなく、調理や保存状態も関係しています。

複数の要因について、詳しく解説します。

風味(香り)が弱いから

ジャンボにんにくはアリイン含有量が少なく、普通のにんにくに比べて香りが弱いです。

にんにくらしいパンチを期待すると、物足りなさを感じてしまいます。

見た目が“巨大なにんにく”なので、ニンニクらしさを期待する人が多いですが、実際は「ニラやネギ寄りの風味」で、普通のにんにくとは別物です。

イメージとのギャップで「まずい」と感じるパターンも多いです。

ニラもニンニクも同じネギ属です。ジャンボニンニクはリーキという西洋ネギに最も近いとされています。

ニンニクの風味を持つネギと捉えるのが正解かもしれません。

普通のにんにくと同じ感覚で炒め物やパスタに使うと、香りが弱いため「味がぼんやりした」という感想が出やすいです。

香りが穏やかすぎて料理のアクセントになりにくいのです。

食感がぼやけやすいから

ジャンボにんにくは粒が大きく、水分が多く、細胞構造が普通のにんにくとは異なります。

火を入れると柔らかくなりすぎて「べちゃっとする」と感じることがあります。

加熱すると苦味が出やすいから

焼く・炒める・揚げる調理との相性があまり良くありません。

ジャンボにんにくは粒が大きく水分も多いため、火が入りきるまでに時間がかかります。

(80〜120℃)で中途半端に温まっている時間が長いと、化学反応により苦味のある物質が作られやすいという現象が起こります。

ジャンボにんにくに含まれる「硫黄系の成分」は、普通のにんにくとは比率が異なります。

硫黄化合物は加熱すると甘みのもとにも、苦味のもとにも変化する可能性があるのですが、ジャンボにんにくの場合、苦味側に変化しやすい成分が多いと考えられています。

焦げやすいから

ジャンボにんにくは水分が多いため、油で炒めると外が焦げ、中はまだ生という状態になりやすいです。

外側が焦げると、植物の細胞が分解されてフェノール類・炭化物といった苦味物質が発生します。

ジャンボニンニクは普通のにんにくより焦げやすい。これがジャンボにんにくを「苦い」と感じる大きな理由のひとつです。

旨味成分(アミノ酸)が少なめだから

ジャンボにんにくには、旨味に影響するアミノ酸総量が通常のにんにくより少ないと考えられており、味の濃さで劣りやすいといわれます。

熟度や保存状態で味が落ちやすいから

ジャンボにんにくは粒が大きいため、内部まで水分が残りやすく、保存期間が長くなると辛味・苦味が増えたり劣化しやすい傾向があります。

切った後に雑味が出やすいから

ジャンボにんにくは細胞が大きく傷つきやすいので、切ってから時間が経つと酵素反応でえぐ味・苦みが増えます。

普通のにんにくよりも顕著に出やすいとされています。

若採りでも育ち過ぎでも味が落ちやすいから

若採りはアリインが多く、辛味や苦味が強く出ます。

また、育ち過ぎは硫黄化合物が酸化しやすく苦味が増えます。

サイズが大きい作物ゆえに、熟度による味のバラつきが大きいのです。

調理法の相性があるから

ジャンボにんにくはロースト・コンフィ・スープなど「長時間の加熱で甘さを引き出す調理」が合っています。

私たちがよく使う“焼きもの”や“炒めもの”との相性はイマイチで、期待した味になりにくいことがあります。

まずくならない調理法、保存法を解説

加熱のコツや下ごしらえ方法を紹介します。

水にさらす

ジャンボにんにくの苦味の一部は水に溶けます。だから“アク抜き”は効果があります。

ジャンボにんにくの苦味に関わる物質は

  • ピルビン酸
  • 分解された硫黄化合物の一部
  • フェノール類の一部など

これらは 水に溶ける成分を含みます。

そのため、水にさらすと苦味や辛味が軽減 されます。

炒め物をする場合は、以下の手順がおすすめです。

刻んだりスライスしたら5〜10分だけ水にさらす → 水気をよく拭く → 強火でサッと加熱

苦味の一部を水に溶かして除去し、強火で一気に火を通すことで苦味生成の時間を短くします。

また、表面の成分を洗い流すことで焦げにくくなります。

下茹でしてから調理する

1〜2分茹でるだけで苦味成分が湯に溶け出します。

その後炒める・煮込む・揚げるどれでも苦味が弱くなります。

細かくせず“大きめカット”で

ジャンボにんにくは、刻めば刻むほどに苦味が出ます。

細胞を壊すことで酵素反応が一気に進むからです。

苦味を生む酵素反応を起こさないよう、切らずに丸ごと調理するか大きめカットがおすすめです。

NG調理法まとめ

弱火でじっくり炒める(苦味生成温度帯が長い)

みじん切りにして放置(酵素反応 → えぐ味増)

炒めすぎて焦がす(炭化=苦いの代表)

これらはジャンボにんにくをまずくします。

ご注意ください。

丸ごと電子レンジは正解!

半信半疑で、試してみました。

固い皮をむいたジャンボにんにくを水洗いし、ラップで包み、電子レンジへ。

切るなということなので、一度も切りません。

600wでやってみましょう。

30秒くらいで蒸気が出てきます。

やり過ぎると焦げるので、10秒程度待ってから開けて確認します。

ぷにっと柔らかくなったらOKです。

固い時は+10秒加熱します。

あちあちなので、ヤケドに気を付けてラップを外します。

熟したぶどうみたいな感触です。

薄皮があります。この薄皮部分は少し苦い。

食べられないほどの苦さではないけれど、剥がして捨ててしまいましょう。

そしてネチャネチャの内側部分なのですが…

うまいです。

うそ。うまい。おいしい。

苦くないです。

こんな簡単なのに。

甘い味がします。しっかり加熱したネギ類は甘いですよね。そういう味。

にんにくのようなたまねぎのような…。

ゆり根やギンナンも少し思い出すような、複雑な味。

これがジャンボにんにくの味なのかあ。

食感は、熟した柿のような雰囲気もあります。

調味料なしでも全然いけます。

包丁もまな板も要りません。

超お手軽レシピです。

レシピと呼んでいいのか謎なレベルで簡単です。

電子レンジとラップがあるならば、いますぐお試しいただきたいです。

くれぐれも焦がさないように!!

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