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神奈川県小田原市・根府川にある「なみのこ村」は、海のすぐそばにあるキャンプ場です。
都心に近い釣りスポットなので、磯釣りを目的に訪れる釣り人も少なくありません。
徒歩圏内の釣具店が24時間営業という強みもあります。道具を忘れても現地で補充できるのは心強いですよね。
本記事では、なみのこ村の釣り環境、魚の種類、日帰り釣行プラン・キャンプ釣行プラン、安全上の注意点を、わかりやすくまとめます。
なみのこ村周辺の釣り環境
なみのこ村は海沿いに立地し、磯釣り/海釣りができるエリアとして知られています。
地形・アクセス・波の特徴を押さえましょう。
地形・釣り可能な場所とアクセス
なみのこ村のすぐ目の前には岩場やごろた石の海岸が広がり、磯釣りをする人が竿を出せる場所があります。
ただし、この岩場は足場が不安定なところが多く、釣り糸がひっかかかりやすい(根掛かりしやすい)点に注意が必要です。
なみのこ村の奥のほうには海岸があり、石がゴロゴロしています。

また、なみのこ村の堤防を海に向かって左の方に歩いていくと磯に降りる階段が現れます。

ここは根府川小根というポイントです。
さらに奥に進むと根府川大根というポイントがあります。
なみのこ村に車でアクセスするなら、小田原厚木道路・石橋ICから約10分です。国道135号線沿いにあります。
公共交通機関なら、JR根府川駅から徒歩で10分ほど。電車でアクセスしやすい点も評価が高いです。
波・潮・安全性の特徴と注意
なみのこ村の海岸・磯は、波が強くなることがあります。
実際、海水浴は禁止されており、なみのこ村の至る所に「遊泳禁止」と案内があります。

岩が多く波を被ることもあるため、子ども連れでは特に波に注意が必要です。
夜間や風が強い日は波がさらに高くなる傾向があり、釣り場が荒れることもあります。
なみのこ村で狙える魚・釣果情報
なみのこ村・その周辺磯や岩場では、主に根魚・磯魚・時にはイカ・青物なども報告されています。
最近の釣果データをもとに、魚種を紹介します。
主要魚種
以下は、なみのこ村周辺、特に根府川大根・近隣磯で実際に報告されている魚種です。
メジナ(グレ)
クロダイ(チヌ)
カサゴ・根魚系
タイ
イカ
その他:ベラ、ソイ、アイゴ、フグ
2025年の釣果投稿ではメジナ、タイ、カサゴ、ハタなどが釣れた魚として挙げられています。
イカ、青物(ワカシ・イナダなど)の釣果は数年前に比べ少なくなっている、という口コミがあります。
魚釣りのヒントと注意点
魚は昼・夜・潮の動きで食性が変わるため、撒き餌・仕掛けを細かく変えると効果的です。
根掛かりが多い場所なので、仕掛けの強さを少し抑えて探ることも有効です。
魚の食い気が悪いと感じたら、針を小さくするなど工夫すると良いです。
回遊魚は条件が良いときだけ来るので、期待しすぎず根魚・磯魚を主力とするのが現実的です。
メジナ、カサゴがよく釣れているようですよ。
日帰り釣行プラン
なみのこ村でキャンプせず、釣りだけを楽しみたい人向けに、電車・車それぞれの行程・装備・注意点を解説します。
電車釣行案(手軽スタイル)
最寄り駅は JR 根府川駅で、徒歩約10分ほどで海岸近くに出られます。
軽装で行動しやすいロッド(2~3m 程度)、小さめのウキ仕掛け・サビキ・底釣り仕掛け、予備のハリス・針、クーラーボックス(小型)、タモ(網)など。装備は最小の構成で行きましょう。
もし道具を忘れても、なみのこ村近隣にある「釣侍」という釣具店が24時間営業です。
夜釣り中でも必要な道具を購入できてしまいます。
釣行時間の目安としては日の出~午前、または夕方~日没直前の時間帯に釣果が期待できることが多いです。
釣りに夢中で乗り遅れることがないよう、電車の時刻表・最終列車を事前に確認しておきましょう。
釣果をクーラーボックスに入れて持ち帰り、荷物をまとめて電車で帰路に。ゴミも忘れずにお持ち帰りくださいね。
無事に帰宅するまでが釣行です。疲れないよう、無理のない時間帯で計画をたててください。
車釣行案(自由度重視)
なみのこ村は車でのアクセスがよく、駐車場の心配もありません。持ち込みバーベキュー・磯釣りの場合、普通車は1日1000円で駐車できます。
駐車場から釣り場までは歩いて数分です。釣り具やクーラーボックスなど重さのある荷物も運びやすいです。
朝マズメから始めて、昼過ぎ~夕マズメまで釣りを続けるプランが取れます。電車の時間を気にする必要がないので、道具の準備や休憩時間も余裕を持たせることができますね。
車に積み込める分道具を多めに持てるので、仕掛けや餌の種類を複数用意できます。釣れるチャンスが広がります。
もちろん、釣具店「釣侍」に立ち寄って道具や餌を補充するのも可能です。
終電のない車釣行なら、夜釣りも検討できます。ただし安全確保と帰宅時間の見通しを忘れずに。
キャンプ+釣りプラン
泊まりを前提に釣りを楽しみたい人向けのプランです。
朝夕のゴールデンタイムを狙いやすく、ゆとりをもって釣りとキャンプを両立できます。
釣りタイミングを逃さない宿泊の強み
なみのこ村に泊まる最大の魅力は、釣り場までの移動時間がほとんどかからないことです。
テントの準備ができたら早速釣りへ。夕飯のおかずを狙いましょう。
もちろん夜釣りも可能です。
波の音と太陽が自然の目覚ましとなってくれますし、なんといっても海が近いので夜明け前に海岸に出るハードルはとても低いです。
朝の時間も狙い目。朝から釣った魚を調理して食べる…なんと贅沢なことでしょう。
宿泊プランであれば、適宜休憩を挟みながら夕方~夜・翌朝に釣行を組み込むことができます。
宿泊にはシャワー代が含まれています。なので、万が一波をかぶってしまっても、すぐにさっぱりリセットできますよ。
いつでも釣具補充ができる!
滞在中に釣具が足りなくなったり、仕掛けを切ってしまったりしても安心です。
なみのこ村の近隣には、釣侍という24時間営業の釣具店があります。
夜釣り時であっても、いつなんどきでも必要な餌や仕掛けを買い足せる最高の環境といえます。
釣った魚を調理して味わおう
キャンプ滞在ならではの喜びは、釣った魚をその場で味わう体験ができること。
なみのこ村には炊事場・かまどが整っています。


網や鉄板を使えば、魚の塩焼きやホイル焼きができますね。
また、バーベキューコンロのレンタルと、薪、炭の販売サービスがあります。
安全対策・注意ポイント
磯釣りや海釣りではリスクも伴います。
常に波・足場・天候変化に気をつけましょう。特に子ども連れの場合は慎重な判断が求められます。
波とウネリに注意
なみのこ村周辺は外洋に面しており、波やウネリが強くなる日があります。
風が強い・うねりがある日の海は、岩場が波を被ってしまうこともあり、立っている足元すら浸水する恐れがあります。
満潮時や潮の動きが大きいときは、磯場が浸かることもあるため、天気・波予報・潮位表をチェックし、荒天の日は無理をせず中止の判断をすることも大事です。
足元の滑り・転倒リスクに備える
装備の工夫岩やごろた石の多い磯場は、濡れていると非常に滑りやすく危険です。
滑り止め付きの靴などを使い、濡れた岩の上では慎重に歩くことが基本です。
移動するときは、足を置く場所を確かめながら、体重をかけすぎないようゆっくりと動くようにしましょう。
また、釣りの際は仕掛けを底ギリギリで引きずらないようにして、根掛かり回避にも配慮ください。
子ども・幼児連れで釣りをするなら、細心の配慮が必要
小さな子どもや幼児は、波の影響や足元の不安定さが大きな危険になります。
波打ち際近くには絶対に近づけず、できるだけ陸よりの安全な場所で釣りをさせるのが安全策です。
また、全員にライフジャケットを着せること、夜釣りを避けること、暗い中での移動は極力控えることなどが重要です。
釣行中の見守り体制を強く意識し、子どもの体力と集中力にも配慮するスケジュールにしましょう。
気象・潮位・予報情報で判断を先回りする
釣行の前には、天気予報・波高・風速・潮位の情報を必ず確認します。
特に大潮や満潮時は海面が高くなり、磯場が水没する区域が増えます。
少しでも危険を感じるようなら即撤退判断をすべきです。
また、急な雨風の変化にも備えて、カッパや予備の着替えを持っておくと安心です。
まとめ
なみのこ村は、海辺キャンプと釣りを両立できる貴重なスポットです。
24時間営業の釣具店「釣侍」が近くにあり、道具の不足を気にせず釣りに挑める点は大きな強みと言えます。
魚種としては、メジナ・クロダイ・カサゴ・根魚系が比較的釣果が多く報告されており、タイ・ハタ・イカなども条件次第で狙える可能性があります。
ただし、波が強く足場が不安定な場所も多いので、子ども連れや釣り初心者は慎重な判断が必要です。
波・潮位予報を必ず確認し、滑り止めの靴や安全装備を整えてから釣行してください。
良い体験ができますように。
筆者のなみのこ村宿泊記はこちら→小田原、なみのこ村キャンプ場レビュー2025年10月|波の音がすごかった!