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ゆうちょ銀行からSBI証券へ入金できない!0歳口座の体験談と対応策

coin 日常の雑記

子どもの将来に備えて、できるだけ早く資産形成を始めたい――そんな想いから、私は0歳の子ども名義でSBI証券の未成年口座を開設しました。

連携させた銀行は、ゆうちょです。

親のSBI証券口座が必須、煩雑な書類、入金ルートの制限でつまずいたり…。

本記事では、未成年口座の基本情報とともに、私自身の体験を余すところなく紹介します。

同じような環境で始めようとする方の道しるべになればと思います。

SBI証券で未成年口座を作るための基礎知識

SBI証券では、満18歳未満かつ未婚の方を対象に「未成年口座(未成年者口座)」を提供しています。

ただし、受け付け条件として「親権者がSBI証券で証券総合口座を持っていること」が必須となっています。

また、親権者の同意書・続柄の証明(住民票など)・本人確認資料などを提出する必要があります。

未成年口座開設に必要な書類と手続きの流れ

口座を作るにはどんな書類が必要で、どのように手続きが進むのかを知っておくとスムーズです。ここでは具体的にまとめます。

必要書類一覧

未成年口座を開設するために、通常以下の書類が求められます。

  • 親権者の証券口座情報(SBI証券の総合口座を持っていること)
  • 親権者本人の本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 未成年者(子ども)の本人確認書類(健康保険証、マイナンバー通知カードなど)
  • 親子関係を証明する書類(住民票、戸籍謄本など)
  • 申込用紙・同意書(親権者署名印など)

このほか、住民票は発行日から6か月以内のものが使われることが多く、複数ページにまたがる場合は全部提出が求められるケースもあります。

申請手続き・期間の目安

未成年口座の申し込みは、まず親権者がSBI証券でログイン → 未成年口座開設の申し込み画面から手続きする流れです。

その後、申込書類が郵送されてきて、それに署名・必要書類を添えて返送。審査を経て口座開設が正式に完了します。

書類に不備があると返送されてくるので、訂正して再度郵送しましょう。

不備があったり、全体的にゆーっくり準備したので、未成年口座の開設完了まで約1〜2か月ほどかかりました。(書類取得・郵送時間含む)。

不備なく速やかに処理すれば、2〜3週間未満で開設できるでしょう。

入金方法の選択肢とメリット・デメリット

未成年口座を持っていても、運用を始めるには資金の入金が必要です。選べる入金ルートにはいくつか種類があり、それぞれ特徴があります。

即時入金(ネット銀行等)

メリット

  • 入金操作後、リアルタイムまたはほぼ即時に振替反映される
  • 作業がオンラインで完結する
  • 自宅などいつでもどこでも操作できる

デメリット・注意点(ゆうちょ銀行を使う場合)

  • アプリでの顔認証や本人確認が必要になる(ゆうちょ認証アプリ使用)
  • 認証方式が整っていないと手続きが止まる
  • 顔認証ができない場合は、トークン(ワンタイムパスワード端末)が別途必要になる

振替入金(ゆうちょ振替)

メリット

  • ネット上で振替できる
  • 銀行やATMに行く必要なし
  • 振込手数料がかからない

デメリット・注意点

  • 事前の書類申請、審査が必要で、即時性が低い
  • 結局、送金のたびにゆうちょの認証アプリで本人確認必須
  • ことがある手続きが制度変更により制限されることもある

ATM振込(ゆうちょATM等)

メリット

  • 認証方式に縛られず、確実に振込できる
  • 手順自体はシンプル

デメリット・注意点

  • 手数料が発生する(ゆうちょ→他行振込なので)
  • 一度の送金限度額が設定されている可能性(例:50万円など)
  • 複数回に分けて送ると手数料が重なる
  • 上限額を引き上げるには窓口手続きが必要

ゆうちょ銀行利用時に知っておくべき注意点

オンライン上での入金は手軽そうですが、スマホ認証でつまずくケースがあります。ここでは注意点を整理します。

ゆうちょ認証アプリの顔認証方式と課題

ゆうちょ銀行の「ゆうちょ認証アプリ」では、本人確認書類のICチップ読み取りと容貌撮影(顔認証)を組み合わせて本人認証を行う仕組みです。

ただでさえ、赤ちゃんの顔認証は難しいです。(口を大きく開けてくださいとか指示されます。0歳の赤ちゃんが指示に従うわけないでし)

以前の記事→2022年、ジュニアNISAの運用を開始するまでに躓きまくった体験談

2023年、ジュニアNISAのためにゆうちょ銀行からSBI証券に送金した記録。

ななななんと、2024年12月2日から0歳児のマイナンバーカードには顔写真登録がされないという制度運用の変化がありました。

はい、顔認証方式では本人確認が通らない—という落とし穴にはまりました。

だってマイナンバーカードに顔写真が登録されていないんですもの。照合できるわけないよね!どうしようもねえ!

ちなみにゆうちょさんは2025年10月1日以降、送金時は「書類によるご本人様確認(eKYC)」というものが必要となり、さらに2025年10月29日にはAndroidでの顔認証を終了するそうです。

ひ、ひどすぎ…。

トークン(ワンタイムパスワード端末)の選択と将来性

顔認証が使えないケースでは、トークン(ワンタイムパスワード生成端末)の導入が代替手段として示されます。

ただしこの発行には手続きと費用がかかり、導入までに時間もかかります。

さらに、仕様の変更で将来的にトークン方式が廃止される可能性もあります。

私自身、「いつトークンが使えなくなるかもわからない」「管理が必要なものを増やしたくない」ということを理由に、トークン取得を見送りました。

送金上限・手数料・窓口手続き

ゆうちょATMなどで振込を行う際、「一回あたりの送金上限」は初期設定50万円で設けられています。

これを超える金額を送ろうとするとエラーになります。実際、私はこの制限に引っかかりました。

かといって、複数回に分けて振込をすると、手数料が重なります。

ビシッと1回で送金するために、窓口で送金上限を引き上げてもらいました。

その際、子の通帳と親の本人確認書類の提示を求められました。

書類を1枚書きましたが、押印は必要ありませんでした。印鑑は携帯していなかったので助かりました。

体験談 — ゆうちょ銀行からSBI証券への入金で苦しんだ話

証券口座を作ろうと思ってから、証券口座に余力として反映させるまでに半年以上かかってしまいましたね。

腰が重くて…実際にああだこうだ動いたのは7日分くらいでしょうか…。

親が先にSBI証券の口座を持っていなければ始まらない

我が家の場合、両親ともにSBI証券の証券総合口座は開設済みでした。

SBIの未成年口座開設には「親権者がすでに口座を開設済みであること」が条件となっています。

これを知らずに手を付けると、未成年口座の申込すら進められません。

即時入金は断念した理由

当初は「即時入金」で資金移動したいと考えました。無料ですし、家でできますし、すぐに口座に反映されます。

しかし。

ゆうちょ銀行では認証にゆうちょ認証アプリを使う必要がありますが、その認証ができませんでした。物理的に。論理的に。

ええと、0歳のマイナンバーカードが顔写真なしで発行されるようになったので、顔認証による本人確認が完全にできないのです。認証の途中でストップしてしまいました。

ゆうちょ認証アプリをパスしないと送金ができません。止まった。詰んだ。ああああつらい。

トークン取得という代替手段もありましたが、有料で発行に時間がかかるという点、さらに将来的にトークンなんていつ終了するかわからんでしょという懸念もあり、私は即時入金をあきらめました。

振替入金も断念

次に「振替入金(ゆうちょ振替)」を試みました。

SBI証券の案内を見ると、「ゆうちょダイレクト契約なしでも振替入金可能、手数料無料」との記載があったためです。しかし、これはウソです。もしくは情報が古い?

書類を取り寄せ、記入し、返送し、なにかSBIとゆうちょ間で手続きをされ、無事提携完了。

よし、サクッと振替えよう!

ピピピと手続きを進めてみると、最終段階で「ゆうちょ認証アプリによる本人確認」が必要とされました。

おいおい話が違うじゃないか。

顔認証ができないんですよ。顔認証がっ。

ということで、振替入金処理も諦めざるをえませんでした。

一体なんのために書類を提出して審査を待っていたのかさーっぱりわかりません。

ATM振込でようやく成功

結局、私は ATM を使ってゆうちょ銀行から SBI証券指定口座へ振込を行いました。

(事前にSBI証券に連絡し、入金専用の銀行口座を作ってもらう必要があります。証券口座番号とは違うのでご注意ください。)

5万円以上の送金ということで、440円の手数料はかかったものの、これが最も確実かつ早い、そして楽ちんに入金できるルートでした。

ただし、ATM操作時にも「送金上限を超えています」といったアナウンスが出てつまづきました。

これは口座の初期送金上限(50万円程度など)に引っかかったためです。このため、窓口で送金可能上限を引き上げてもらいました。

そのときには、子どもの通帳と、親である私の本人確認書類を提示する必要がありました。

結果、1回でまとまった入金ができ、無事、その日のうちにSBI証券口座の買付余力に反映されました。ようやくです。長い道のりでした。

私にとって最も苦しかったのは、「ゆうちょ認証アプリで顔認証できないこと」でした。兄たちのときには使えた手法が、まさかダメになっていたなんて。

マイナンバーカードの仕様変更による壁は想定外でした。

ただでさえ面倒だった顔認証システムですが、どうやら2025年10月以降はeKYCが必要になったり、そもそもAndroid終了〜ってもうダメすぎです。改悪がすぎます。

来年からはATM一択だわ。窓口で通帳に入金して、そのままATMでピピッと送金しますわ。

比較表で見るゆうちょからの入金方法まとめ

入金方法メリットデメリット向いている人
即時入金即時反映、オンライン完結、手数料なし顔認証またはトークン認証が必須、認証で詰まる可能性ありスマホ認証できる人
振替入金(ゆうちょ振替)手続きが比較的簡便、手数料なし書類申請が必要、書類が通るまで時間がかかる、結局認証制約ありスマホ認証できる人
ATM振込認証方式に縛られず確実、振り込み先を記録してくれるので2度目以降はさらに楽ATMに行く手間がある、手数料がかかる、送金上限あり確実性を重視したい人、スマホ認証で詰まりそうな人

他行を検討する選択肢

もし…ゆうちょ銀行は微妙かも…と感じたなら、他の銀行口座からの入金を試みる手もあります。

多くの銀行が、SBI証券と提携可能です。

銀行や証券会社に確認し、スムーズに入出金できるところを選んでくださいませ…。

まとめ

0歳から子どもの名義で証券口座を開設することは、将来の時間という偉大な複利のアドバンテージを得る意味で非常に有効です。

ただ、現実には「親のSBI証券口座が必須」「入金ルートの問題」「個人認証の仕様がえぐい」など、いくつかのハードルがあります。

私自身は、ゆうちょ銀行からの即時入金・振替入金を泣く泣く断念し、最終的にはATM振込で解決しました。

非常〜〜〜に労力がかかりましたが、無事に資金を移すことができて一安心です。

こちら口座開設から入金までのおさらいです。

  1. まず親がSBI証券の口座を用意する
  2. 次に子のSBI証券口座を開設する
  3. 並行して子の銀行口座を用意、お金をいれておく
  4. 送金のための認証方式(ゆうちょ認証アプリ・トークン等)の仕様を確認する
  5. ATM振込も選択肢の一つと割り切る準備をしておく←重要
  6. 次回以降のため、認証方式の制度変更に注意を払い、最新情報をおさえる

ゆうちょにしようかなという方はATMでの入金がおすすめです。ゆうちょダイレクトとてもめんどいんで。使いにくいので。結局途中で頓挫しますし。無料だけどハードル高すぎ。確実に440円以上のストレスがかかりまっせ。アナログATM送金が最高でぇぇす。

440円なんて、資産運用でぺいぺいのぺいだわ!

そんな感じ。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

この体験談が、あなたやあなたのお子様の助けになれば幸いです。

ばいばい