カルシウムという栄養素について書いてみます。骨、歯、貝殻はほとんどカルシウムでできています。
カルシウムは1日にどれくらい必要?
カルシウムの1日の推奨量は、年齢によって異なりますが10際以上の人がとるべき目安はだいたい1日に650~800mgくらい。2000mg摂っても過剰ではないようですね。「1000mg目標」と覚えてしまえばいいのではないでしょうか。目標は1000mgだけど、実際はもっと少なくてOKと思うと気も楽でしょう?
なぜカルシウムが必要なの?
体内のカルシウムは骨や歯に比べればわずかですが、筋肉や血液の中にも必要です。カルシウムが足りていないとどうなるでしょうか。身体が、骨や歯からカルシウムを切り出してしまいます。徐々に骨がもろくなって、ある日何かのきっかけで折れたりつぶれたりします。ご高齢の場合、寝たきりになったが最後、筋力が衰えてしまいそのまま二度と起き上がれず・・・なんて恐ろしいことがあるようです。
「健康寿命」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。人として自立した健康的な生活を送れる期間のことです。寝たきりにならないことが健康寿命を延ばすことと言えるでしょう。
カルシウムはどうやって補う?
カルシウムと言えば乳製品!と思うのは私だけではないはず。牛乳・ヨーグルト100mLには約100mg、チーズ1ピースには約150mgのカルシウムが含まれています。「牛乳好きだから毎日1L余裕で飲めるよ!」という人もいると思います。そんな人に一応お伝えしておくと、農林水産省がすすめる、食事バランスガイドでは乳製品は食事全体の1割程度、牛乳200mLとなっています。少ない・・・。
となると魚介、野菜、大豆製品などからカルシウムを摂らないといけないです。魚好きな方は小魚、干しエビをどうぞ。野菜は小松菜、大根の葉、蕪の葉に多く含まれます。どれも深緑色ですね。あとはゴマもおすすめです。
果物にはあまり含まれていません・・・。100gあたり10mg~30mgくらいです。果物はたくさん食べると糖分過剰になってしまいますので、おまけ程度に少しだけ食べましょう。
硬水を取り入れるのもよいでしょう。ミネラルウォーターの種類によってカルシウム量はばらばらです。たとえばコントレックスには100mLあたり約50mgのカルシウムが含まれています。
一人暮らしでそんなにいろいろ食材そろえられないよ!バランスが大事なのはわかるけど、考えてる暇がないよ!という方、多いと思います。家事力低いので、私も書いていて絶望しました。今のご時世、サプリメントに頼るのが賢い選択かもしれませんね。
まとめ
日本人が十分摂取できていない成分カルシウムについてまとめてみました。日本人の皆さんは1日1000mgを目標にすると良さそうです。7、8割とれれば合格です。
骨粗鬆症は老人の病気、そうやって人ごとと思っていてはダメですよ。若いうちからカルシウムが不足していることで、将来の骨トラブルを引き起こしてしまうのです。早め早めに適切な栄養をとる習慣を身につけておくことで、良い骨の状態を保つことができます。後であわてないよう、後悔しないよう、若い頃からの生活習慣こそが重要なのです。
楽しく美味しく、バランスの良い食事を!!