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下痢止めの市販薬「正露丸」は万能?特徴をまとめてみます。

薬のボトルイラスト 健康雑学

こんにちは。薬剤師のmonakaです。

今日は個人的に好きな正露丸について書いてみます。好きと言っても、私自身は滅多におなか壊さないのですが・・・。ではいきます、正露丸の成分・特徴について!

正露丸の成分は?

正露丸の中身は木クレオソート(もくくれおそーと)といくつかの生薬です。木クレオソートは木から炭を作るときにでる油から作られます。真っ黒くて怪しい見た目ですが完全に植物由来のお薬だったのですね。黒い錠剤と糖衣錠でなぜか生薬の中身が違います。なぜ・・・。黒い方は4種類(アセンヤク末、オウバク末、カンゾウ末、チンピ末)、白い方は2種類(ゲンノショウコ末、オウバク乾燥エキス)入ってます。臭いが気にならなければ黒い方を選びたくなります。

正露丸の特徴

1 下痢止めとして、どんな下痢にも使える。

2 腹痛が和らぐ。

これは結構すごいことだと思うのです。感染症の下痢は「止めてはいけない」とされています。菌やウイルスを身体の外に出すことが大事だからです。下痢止めを使うとお通じが止まり、菌やウイルスを身体の外に出せなくなります。かえってひどいことになりかねません。しかし、正露丸は下痢は止めるけれどお通じは止めないのです。すごくないですか。

(メモ書きすると、木クレオソートは腸のクロライドチャネルという場所に働きます。感染性の下痢に禁忌の下痢止めは腸のオピオイド受容体という場所に働きます。腸に対する働きかけが違うのです。)

下痢がつらいのはお腹が痛いから、というのもありますよね。正露丸は腹痛も和らげてくれます。他の下痢止めと比べて、より痛みを抑えることができたという研究結果も出ているからますますすごい。

正露丸の名前の由来

露西亜を征するからきてます。日露戦争(1904年)の時、兵隊さんが衛生環境の悪い中でも下痢、腹痛に耐えられるようにと持って行ったのですね。なので元々は征露丸。征の字はやめて正になったというわけです。

まとめ

日本で100年以上の歴史がある正露丸についてざっくりまとめてみました。ちなみに病院からは処方されません。市販薬のみです。常備薬としておいておきたいですね。腹痛、下痢がつらいときにまずは試したいお薬です。