ざっくり説明。【痛み止め】アセトアミノフェンとは?眠気は出る?

薬のボトルイラスト 健康雑学

こんにちは。monakaです。

ざっくりと薬の説明をしてみます。

基本の解熱鎮痛剤アセトアミノフェンについて、です。

解熱鎮痛剤、アセトアミノフェンの効果について

解熱鎮痛剤とは「熱を解く」熱冷ましかつ「痛みを鎮める」痛み止めです。

熱のあるとき、痛みのあるときに使えます。

頭痛やのどの痛み、体の痛み、生理痛などなど。

あらゆる痛みに、一番最初に試して欲しい痛み止めですね。

アセトアミノフェンを飲むときに気をつけること

しかし、熱を取るだけ、痛みをおさえるだけ、という使い分けは出来ません。あまり皆さん気にしていないと思いますが、熱のない時にどこかが痛いからと飲んだ場合であっても体温は下がってしまうので、その点には注意してください。私は一度頭痛の時に解熱鎮痛薬を飲んで、頭痛は良くなったけれど寒くて動けない!というとても困った経験をしたことがあります。冷え性なので、異常に強く感じたのかもしれません。でも寒いのはツライのでお気をつけください。

ちなみに、周りの人や患者さんに「冷えに注意!」と伝えても「ホントに冷えたわ~」と言われたことは一度もありません。(でも、添付文書には注意事項としてしっかり記載されているんですよ?)

アセトアミノフェンは眠気が出る?

眠気が出やすい薬ではありません。

眠気の出やすい薬は、車の運転NGの記載がありますが、アセトアミノフェンにはありません。

それでも、アセトアミノフェンを飲むと眠くなる、だるくなるという体質の方はいると思われます。(ものすごく少ないですけど)

もう一つ、眠気が出ると感じる理由があります。

薬を飲んだ後は、熱や痛みでしんどい状態から解放されるので、緊張していた身体と気持ちがフワッと緩み、一気に疲れと眠気が襲ってくるという話です。

アセトアミノフェンは店頭で買える

病院から処方される事もありますが、市販薬として薬局、ドラッグストアで販売されています。

アセトアミノフェンは、処方されるときは「カロナール」という名前だったりします。最近は成分で統一する方向なのでアセトアミノフェンと書かれることもあります。また、市販品だと「タイレノール」という商品名などで売られています。小中学生用の痛み止めの成分もアセトアミノフェン100%のことが多いです。

家に総合風邪薬があるなら成分を見てみてください。アセトアミノフェンが入ってるかもしれません。大人用の解熱鎮痛剤は他に何種類もあるので、アセトアミノフェンでなかった時は「あ、違うな」と思って流して下さい。

アセトアミノフェンは安全性が高いです。(副作用ゼロというわけではありません)赤ちゃんの熱冷ましにも、お年寄りの熱冷まし/痛み止めにも使われています。風邪の時、どこかが痛いときに迷ったらこの成分を選ぶと良いです。

ただし、もし以前にアセトアミノフェンを飲んで具合が悪くなったことがあるならばやめておきましょう。他にも使える薬はあるはずです。店頭の薬剤師または登録販売者にお尋ねください。

さいごに

アセトアミノフェン、安全性は高いのだけれど、肝臓に負担がかかるので肝臓の病気の人は主治医のお医者さんに相談してくださいね。

薬を飲んだ後にだるさ、吐き気、かゆみとかが出てしまった時は一旦飲むのを止めてください。もしかすると副作用かもしれませんので。すぐに治まってしまえば良いですが、そうではなく、何日も治らないとき、むしろ悪くなっているような場合は我慢せず早めにお医者さんに相談してくださいね。

赤ちゃんもOK、子供もOK、妊娠中も授乳中もOK、高齢者もOKの常備薬にうってつけの成分です。

それぞれ年齢、体重によって飲む量が違うので、説明書をよく読んで正しく使ってください。

通院中の人はかかりつけの病院、または薬局に相談してから飲んだ方が安心ですよ~。