ヨーグルトの菌について調べたら乳酸菌とビフィズス菌だらけでした

健康雑学

こんにちは。monakaです。

ヨーグルト好きですか?私は好きです。400gの容器にジャムか蜂蜜を混ぜてぺろりと食べてしまうくらい好きです。

ヨーグルトって、ここ数年でずいぶん機能性を謳うようになりましたよね。健康のため、美容のために腸活!腸活!と各社めっちゃ気合い入ってます。流行に鈍い私ですらうっすらそう感じております。乳酸菌とかビフィズス菌とかなんだかよくわからんのでちょっとまとめてみたいと思います。

ヨーグルトとはなんなのか

牛乳を善玉菌で発酵させたたものでしょうか。たぶんそうでしょう。乳酸菌のブルガリア菌とサーモフィラス菌が基本の菌のようです。この2つの菌の他に、それぞれの企業が研究した菌が添加されているのですね。

多くの乳酸菌は胃酸にやられて死んでしまいます。死んでしまっても、今いる腸の善玉菌たちの栄養となるので無駄ではありません。しかし、生きた状態で腸まで届いてくれて善玉菌として腸内環境を守ってくれた方がより嬉しいですよね。

ビフィズス菌は大腸に多くいる菌です。大腸には酸素がありません。ビフィズス菌は酸素に弱いです。なので、生きたビフィズス菌が入ったヨーグルトはレア。その企業の技術が高いということですね。

各社の推し菌一覧

社名五十音順に並べてます。推し菌名と菌の特性をメモしています。
調べきれなかったものは気づいたときに載せていきます。

グリコ
・ビフィズス菌Bifix
腸まで生きて届き、腸内で増える

ダノン
・ビフィズス菌BE80
生きて腸まで届く

チチヤス
・ST9618
・LB9667
他にも多種の乳酸菌をブレンド

明治
・LB81乳酸菌
腸管のバリア機能を高める「抗菌ペプチド」を増やす。毎日摂ることでお通じ改善
・乳酸菌OLL2716株(LG21)
胃酸に強い乳酸菌。ピロリ菌の減少、機能性ディスペプシアの改善
・乳酸菌1073R-1株
免疫細胞(NK細胞)の活性化により風邪などにかかりにくくなる。
・乳酸菌PA-3株
尿酸の元になるプリン体を好む乳酸菌。尿酸値の上昇を抑えるかも。

明治さんは菌活に力を入れているのですね。
プリン体を食べる乳酸菌がいるとはおもしろいです。ただ、尿酸値は食事よりもその人の体質が問題とされているので、どうなんでしょうね。食事から取り込むプリン体を多少減らしたところで、体内で作られるプリン体の量が多い人にはあまり意味がないような気がします。体内でプリン体を作る量が減るように体質改善!なら良さそうですが。今後の研究結果に注目です。

メイトー
・ビフィズス菌LKM512
胃酸に強くかなりの生存率で大腸に到達する。大腸内で増える。
腸内のポリアミンを増やす。

ポリアミンは大腸のバリア機能を高める、炎症を抑える物質です。「ポリアミンを大腸に増やすことで寿命が延びる」という壮大な仮説を検証中ということで、こちらも今後の研究結果に注目です。マウスの寿命は延びたそうなのでかなり期待できますね。

森永
・ビフィズス菌BB536
生きたまま大腸に届く。

ヤクルト
・乳酸菌シロタ株
腸内に生きて届く。良い菌(ビフィズス菌)を増やし、悪い菌(大腸菌)を減らす
・ビフィズス菌BY株
・B.ビフィダムY株
食後の胃の負担を和らげる

ヤクルトだけでなくジョア、ソフールにも乳酸菌シロタ株は入っているのですね。

雪印メグミルク
・ガゼリ菌SP株
胃酸に強い乳酸菌。小腸に棲み内臓脂肪を減らす。
・ビフィズス菌SP株
大腸に棲む菌。

フジッコ
・クレモリス菌FC株
カスピ海ヨーグルトの独特の粘りを産み出している乳酸菌。生きて大腸まで届く。

その他

ケフィアヨーグルト
乳酸菌の他に酵母菌が入っています。食べたことがありません。今の日本では市販できないため、家庭で作るしかないようです。

まとめ

ヨーグルトには何かしらの乳酸菌が入っていることがわかりました。企業努力により特色のある乳酸菌やビフィズス菌が添加されていることがあります。ぜひぜひ、何の菌が入っているのかもヨーグルト選びの基準にしてみてください。